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頭の重ダルさ、疲れが抜けない…不調が続いていませんか?
こんにちは!ストレッチトレーナーの佐藤です。
早速ですが、朝から首や肩が重だるい。会食明けの翌朝、なんとなく疲れが抜けない、なんてことありませんか?
最近では、パソコン仕事の合間や車の運転中に「ふと気づくと奥歯をギューッと噛みしめていた」という人も多いのではないでしょうか。
これらの不調、もしかすると「ストレートネック」や「食いしばり」が関係しているかもしれません。
放っておくと、頭痛・疲労感・集中力の低下など、仕事にも影響を及ぼしかねない問題です。
ストレートネックとは?なぜ現代に多いのか
本来、首の骨(頚椎)はS字カーブを描いて頭の重さを分散させています。
ところが、スマホやノートパソコンをのぞき込む姿勢が習慣になると、首が前に出た「ストレートネック」という状態に。
この姿勢が続くと、首・肩まわりの筋肉に負担がかかり、以下のような不調が現れます:
- 頭痛・肩こり
- 背中や肩甲骨まわりのハリ
- 呼吸が浅くなる、疲れが抜けにくい
筋肉や柔軟性が落ちはじめる40代以降は、特に注意が必要です。
無意識にアゴを緊張させていませんか?
現代のストレス社会では、気づかないうちに「食いしばって」しまっている人がとても多いです。
- 会議中やPC作業中に奥歯が当たっている
- 就寝中に歯ぎしりをしていると言われたことがある
- 朝起きたときアゴやこめかみがだるい
こうした症状がある場合、食いしばり(TCH:Tooth Contacting Habit)が慢性化している可能性があります。
これが首や肩、頭部の筋肉をガチガチに固め、不調の連鎖を引き起こします。
実は、この2つは“セット”で起こる
ストレートネックと食いしばりは、それぞれ別の問題に見えますが、実は密接に関係しています。
- 首が前に出る(ストレートネック) → アゴ周辺の筋肉が緊張 → 食いしばりやすくなる
- 食いしばりがある → 首・肩・頭まわりの筋肉が硬直 → 姿勢が悪化、ストレートネックが悪化
つまり、どちらかを放置するともう一方も悪化するという、負のループに陥るのです。
今日から始めるセルフリセット法
✔ 姿勢チェック:「壁立ち」で首の位置を確認
- 壁にかかと・お尻・背中・後頭部をつけて立つ
- 後頭部が壁につかない人 → 首が前に出ています(ストレートネック予備軍)
これを毎日の習慣にするだけでも、首の位置への意識が高まります。
✔ 首のアーチを取り戻すエクササイズ(1日3分)
- タオルをくるくる丸めて枕状にする
- 仰向けで首の下にタオルをセット
- そのまま3〜5分、深く呼吸する
→ 首の自然なカーブが戻り、肩まわりもゆるんでいきます。
✔ アゴゆるめ呼吸で「食いしばり」を緩和
- 口を閉じ、舌を軽く上あごにつける(舌先が前歯の付け根あたり)
- 鼻から息を吸い、お腹を膨らませるように
- 口を少し開け、脱力しながらゆっくり息を吐く
→ これを数回繰り返すだけで、アゴや首の緊張がふっと緩んでいきます。
生活習慣の見直しもポイント
- スマホは顔の高さで使う
- デスクワーク時のイスとモニターの高さ調整
- 会食・外食後は「寝ながら深呼吸」で首とアゴをゆるめる習慣を
特に会食続きの週や、ストレスフルな案件が重なった時は「無意識の噛みしめ」が強まりがちです。
意識的に“ゆるめる時間”を持つことが、体調管理の鍵になります。
首とアゴを整えれば、体も仕事も変わる
体の“ゆがみ”が本格的に表れ始める前に、日々のちょっとしたリセット習慣で、呼吸が深くなり、集中力や見た目の印象まで変わってきます。
ストレートネックと食いしばり、まずは気づくことが第一歩。
「壁立ち」や「タオル枕呼吸」から、今日からスタートしてみてくださいね✨
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