トレーニングにおける「競技の特異性」

私は、キックボクシングにおける心肺機能強化のトレーニングとして、中距離ダッシュを行っています。
様々な距離で行いますが、その中でも800m走を最も重要視しており、大体10セット程行います。
800m走の目標タイムとしては、3分を切ることを全てのセットにおいてキープします。
何故、私は800m走を最も重要視しているか。
それは、キックボクシングの試合は1ラウンド3分だからです。
ラウンドを通して高いパフォーマンスを維持するためには、3分間ダッシュする800m走に感覚として共通する部分があるのです。
これは、トレーニングにおける「競技の特異性」にも関連する内容です。
「ランニング」をトレーニングメニューのテーマとする前提とします。
その中で、例えばゴルフの飛距離を上げたいと言う目的があるとします。
その目的に対し、ゆっくりのジョギングばかり行っていても直接的には飛距離UPには繋がりません。
スイングにおける一瞬の瞬発性の強化においては、超短距離ダッシュや、坂道等負荷をかけてのダッシュの方が有効です。
※あくまで「ランニング」をトレーニングのテーマとした場合です。また、ゆっくりのジョギングにも有用な効果はありますが、あくまで飛距離UPに直結させるならば、と言う前提です。
自身の目的、目標に対し、今行っているトレーニングやケアが、その達成に直結しているか。
言われてみれば当たり前のことですが、的外れなメニューをこなしてしまっているケースは意外とよく見受けられます。
今一度、ご自身の「目標⇔トレーニング・ケア」が最適であるか、確認をするきっかけを作ってみて下さい。
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