「シックス〇ッドって意味あるの?」

トレーナーをやっているとこの質問を受けることはたまにあります。
タイトルではわかりやすく、商品名を上げさせていただきましたが、要はEMS機器といって電気的に筋肉を刺激する腹筋ベルトに代表されるような器具のトレーニングに関してです。

ちなみに「EMS」とは、「Electrical Muscle Stimulation(電気筋肉刺激)」の略です。今回は、その質問に私なりに考察して回答していければと思います。※一部、私個人の意見・主観も含まれておりますし、何かを否定するための記事ではないことをご承知おきいただき、読んでいただくと嬉しいです。

EMSとは?

ずばりその回答は『目的』によりますという所です。

『目的』を語る上で、しっかりまずEMS機器の特徴を把握し、そのメリット・デメリットをよく知る事が重要ですので、そこに関しての深彫りを進めていきましょう!

EMS機器はそれ自体が電気を発生させて、その電気信号に対して、筋肉が動きます。筋肉の働き方としては、電気が送られている間は収縮するような形になるかと思います。

簡単にまとめると、
【EMS機器でのトレーニング】対象:単一の筋肉収縮様式:短縮性(コンセントリック)筋肉が短くなりながら力を発揮する筋肉への指令:EMS機器から筋肉となります。

トレーニング時の体の働き

では、わかりやすく対比するためにあなたがこのような機器を使わずにトレーニングする時のことを考えましょう!

例えば、腕立て伏せをイメージしてください。
その時に、あなたは正確に胸の筋肉を伸ばしたり縮めたりするはずです。(主働筋)そして、それに合わせて肩甲骨の筋肉は寄ったり、開いたりします。(拮抗筋)また胸の筋肉を縮めるのを補助するために、肘を伸ばして二の腕の上腕三頭筋という筋肉を使います。(協働筋)さらには、身体を真っ直ぐ保つために動きはないものの腹筋や背筋を使っています。(固定筋)

はい、人間はこのように動作するのに主働筋・拮抗筋・協働筋・固定筋をうまく動員させているんですね。それをアレンジしているのは、脳!筋肉にその指令を伝えているのは神経です!!このようなアレンジ能力を専門用語で【神経筋効率】【神経筋コントロール】等と言います。

また、腕立て伏せをやっている時に、下ろす時にゆっくり行うとキツくなるのが想像つくでしょうか?これは、胸の筋肉が伸ばされながらも力を発揮しているからです。
これを【伸張性収縮(エキセントリック)】と言います。

EMSと実際の動作の違い

まとめると、
【人間の動作】対象:複数の筋肉収縮様式:短縮性(コンセントリック)と伸張性(エキセントリック)筋肉への指令:脳から神経を介して筋肉へ
となります

見比べてみると、EMS機器のものと大きく異なることがわかります。
これが意味することは、「EMS機器では神経筋コントロールを鍛えることができない、また、様々な収縮様式に対応できる機能的な筋肉はつけられない」ということです。

言い換えると、EMS機器では、動作を改善したり、神経と筋肉の連動を良くするといったようなスポーツで使える身体づくりができない、という事です。

スポーツのためのパフォーマンス向上では、機能的な筋肉をつけていくことが重要なので、「動作の質向上=神経筋コントロールの質向上・様々な筋の収縮様式に対応」といったことが絶対的に求められます。
筋肉を鍛えるだけがトレーニングではなく、言うならば脳や神経も合わせて鍛えているのです。

話の都合上、デメリットから話してしまいましたが、最初にも言ったように私はEMS機器をディスりたいわけではありません。
もちろんメリットもあり、それに見合った使い方もあります。それは、ボディメイクのために筋肉をつけたり、ケガ等の事情により動けない人が特定の部位の筋肉をつけることができるという点です。また、複合的な運動の中で、どうしても意識できない筋肉や使いづらい筋肉を個別に鍛える事にも向いていると思います。

つまり、EMS機器は「ボディメイクやリハビリ、トレーニングの補助に向いている」というのが私の考えです。

今回このお話を通して私が何を言いたかったというと、やみくもに機器に頼ったり、逆にやみくもに自重でのトレーニングに拘るのではなく、それぞれの特性を理解し、目的に合わせてトレーニングの機器や種類を選定することが実はすごく大事ということです。

トレーニング機材が多数ある現在、それをしっかり選定することこそが我々トレーナーに課せられた大きな任務なのかもしれませんね。私もそれを肝に銘じ、様々なトレーニング機器の情報収集を続けていきたいと思います。

お家で出来る自重トレ動画

今回はトレーニング機器について触れましたが、道具を使わずにお家で取り組めるトレーニング動画を配信しています!

EMSまで手軽にとは行きませんが、動画に見ながらいつでもどこでも手軽に取り組めるので是非ご覧になってみてください♫

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